今から約30年前を舞台にした本

こんにちは。

 

今回読んだ本は須賀しのぶ作「革命前夜」です。

書店のポップと帯に惹かれて購入しました。

 

舞台は1989年、ベルリンの壁崩壊直前の東ドイツです。

 

日本人留学生の主人公と彼らの周りの人々、そして当時の東ドイツの情勢が織り成す物語となっていて、主人公は自分の音を探しながら物語は進んでいきます。

 

文章で音楽の表現をするのは難しいと思いますが、この本は文字を見ればどの様な音楽が奏でられているのか目に浮かぶようです。

 

また、文章中に今登場人物が何の曲を弾いているのかも示されているので、音楽をかけながら読むのもおすすめです。

 

はっきり言って歴史好きではないので、初めに文を読んだときには苦手かもしれないと思いましたが、読み進めていくうちにのめり込むようになっていきました。

 

この時期の世界の情勢というのにも、純粋に興味を持ちましたね。

 

歴史好き、音楽好きでなくともきっと楽しめると思います。

 

気になった方は是非読んでみてくださいね。

 

 

ありがとうございました。

 

 

革命前夜 (文春文庫)

革命前夜 (文春文庫)